それは消去法だ、と私は思っている。
そもそも瞑想状態とは何か。
そもそも瞑想状態とは何か。
ざっくり言うと、妄想していない状態が瞑想状態だ。と私は思っている。
現に、
シンキング・マインドが手放されること
と、山下良道さんは仰っている。
また、「おっぱいがおっぱいではなく、ただの肉の塊に見えること」
と、ニー仏さんは仰っている。
「おっぱい」というのは、実際には目に入ってきている色の組み合わせにすぎないのに、私たちはそうしたセンス・データを観念の中で「おっぱい」という構成物へと形成しあげて、それに執着して右往左往することで「苦」の状態に陥ってしまう。
もしかしたら、お二方とも私の言っている意味では言っていないのかもしれない。
ただ、私はここで「ほら、有名人も同じこと言ってるじゃん!」てことがしたいだけだ。
大目に見て欲しい。
視覚や聴覚は妄想しやすい。
視覚や聴覚は妄想しやすい。
例えば、さっき会った人。
彼の顔を思い浮かべて、勝手に表情に意味づけを始めてみる。
「あのときの彼の表情、あれはどういう意味だったのだろう。もしかしたら怒っていたのか。なんで?私が何か言ったからか。てか、あのとき私、なんて言ったっけ?」
そして、「あの人は怒っていたに違いない」「あの人を怒らせたのは、私のあの言葉が原因だ」と、妄想のはずがいつの間にか事実であるかのようになる場合もある。
触覚は妄想しにくい。
触覚は妄想しにくい。
というか、そもそも日常生活においてあまり意識されていない。
言い方を変えてみる。
触覚は、普段なかなか意識されないくらいに自然な感覚なのでは。
呼吸が大事という人が増えた。
ヨガなどの影響だろう。
呼吸も今でこそメジャーだが、それまではあまり注目されていなかった。
触覚も似たような存在だ、と私は思っている。
まとめ
人は五感で成り立っているらしい。
妄想をやめるには五感全てを遮断すれば良い、簡単だ。
ん、簡単だ?そんなわけあるか。
人は、考えることをコントロールできない。
妄想をコントロールできない。
感覚を遮断できない。
だから、消去法だ。
だから、妄想しにくい触覚に注目するのが良い。となる。
マインドフルネスもヴィパッサナー瞑想も、最初はここら辺にコツがあるのはないか。と私は思っている。
まず、触覚で感じることになるべく意識を向ける。
次に、他の四感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚)も触覚的に捉えようとする。
すると、あなたも高村光太郎になれる。
あ、早かった。
すると、あなたの瞑想も瞑想っぽくなる。
あなたのマインドフルネスもマインドフルネスっぽくなる。
ちなみに、さっきの高村光太郎になれるもホント。
↓に書いてある。
- 作者: 高村光太郎
- 発売日: 2012/09/13
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
短いからすぐ読める。
0円だからタダで読める。
おススメ。