年金法案に反対している人の意味が全く分からない。なんで?法案を通さないと、私たちがもらえる年金がもっと減ると思うんだけど。
イヤ、いま年金をもらっているおじいちゃんおばあちゃんが反対するのは分かるよ。だって今までこんだけもらってたのに「減らします」って言われてるわけだし。
しかしナンで現役世代まで反対するかなー。
まあナンデナンデと言っていても始まらないので、反対している人たちの理由に触れてみたいと思います。
安倍さんが俺らの年金をスッたと思っている
#年金カット法案 強行採決する前に pic.twitter.com/RKf6Okjziz
— TOKYO DEMOCRACY CREW (@TOKYO_DEMOCRACY) 2016年11月25日
あーGPIFのことね。俺らが汗水たらして貯めた年金の積立を、ギャンブルで数兆円も溶かしやがって。許すまじということですよね。
まず安倍さんは損出してません。安倍さんが2回目の総理大臣になってから、年金の積立金は数十兆増えてるでしょ。
まあでもこれはどうでもいい部分だから次いきます。
大事なポイントは、今積立されている年金の金額なんて微々たるものだというところです。
安倍が年金をスッたと言う人たちは、現在1年間で年金がいくら高齢者に支払われているとか、積立金がいくらあるとか知っているんだろうか?
ということでハイ、まず年金は1年間に50兆円以上支払われています。
一方年金の積立金は、130兆円です。
そして私たち現役世代が払っている年金も高齢者がもらっている金額と同じくらいのようです(これについてはデータを見つけられていません。まぁでも積立金の推移から考えるとズレてなさそうです)。
つまりどういうこと?という話ですが、つまり、
積立金なんて微々たるもんで、現役世代がおさめた年金が高齢者に横流しになっている
ということが言いたいわけです。
今でさえこんな状態ですよ。今後ご老人は増えますよね。現役世代は減りますよね。ハイ、横流しすらできなくなるわけです。
だから積立金が何兆円増えたとか減ったとかどうでも良い話なのです。もっと根本的な解決を目指さないとって話ですよ、先生。
ネークスト!
私たちの年金を守るための法案です
ネトウヨの皆さんも年金カットされたら困るんでしょ?
何でこんなヘボ政権かばうのか理解できない。給料もらってやってるネトサポだって年金カットされるのは同じなんだから怒ればいいのに。#年金カット法案 #いい加減にしろ安倍内閣 #いい加減にしろ自民党 #ネトウヨも怒れよ— maritake (@maritake1) 2016年11月25日
なるほど私たち現役世代も、貰えるはずの年金が減るのに、なぜ怒らないんだということでしょうか。
法案が通った方が減りません。
さっき横流しの話をしました。そして今後は横流しでも足りなくなると。ハイ、足りなくなったらどうしますか?積立金で補いますよね。
積立金は今いくらですか?ハイ130兆円です。今後ご老人がめっちゃ増えますよ。現役世代はますます減りますよ。そうすると積立金の130兆円、結構なスピードでなくなりそうじゃないですか。
ちなみに私たちが貰える年金が0になるということはありません。
だって若者たちが納めてくれるお金を横流しするから。金額が異様に減るだけです。だいたい今より50%~70%くらい減るんじゃないかと言われています。
私たちが貰える年金はきっと、現役世代が納めてくれる分の横流し+積立金のうちのいくらかなわけです。ただでさえ今より貰える年金めっちゃ少ないんですよ。そのうえ積立金まで0だったら激オコじゃないですか?
つまり年金法案は、今後できるだけ積立金を残していこうよというものなんですね。誰ですかね、年金カット法案なんて名前をつけたのは。
ネークスト!
お年寄りがかわいそう!
自公維3党によるファシズム政権。
「お年寄りは早く死ね」って事だね。こないだの麻生の「お年寄りはいつまで生きてるんだ?」発言がその例。#年金カット法案
年金法案、衆院委で可決 与党は29日通過目指す https://t.co/3Y7VVCVqdb— ミユリン (@hbk01061) 2016年11月25日
なるほど、お年寄りがかわいそうじゃないかと。
まず数字の話をするならイマ年金を貰っている高齢者の方々は、現役時に支払ったお金より結構大きい金額をもらっています。
「だからいいじゃないか」とはもちろん言えません。だってだいたいのご老人は、貰える年金が減るとは思わずに人生計画を立てているわけですからね。確かに生活が苦しくなる人は増えるでしょう。かわいそうという気持ちは分かります。
ただコレ以上年金を減らされたら本当に生きていけないという人には、別の対策を打った方が良さそうです。生活保護とか良いと思うのですが、どうですか、生活保護ダメですかね。生活保護についてよく知らないので、時間があるときにでも考えてみたいと思います。