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選挙権は国民全員に与えた方が良いのでは。いっそのこと。

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の選挙制度だと高齢者の声が反映されやすいのでは、いや反映されスギなんちゃうかと思っている方って、きっと多いですよね。

でもモシ自分が国政に立候補する立場だとしたら、本音はともかく高齢者にウケの良いことを言いますよね。だって当選したいもん。

そしたらこの問題って、いつまでたっても解決されないのではないでしょうか。

 

 

やっぱり高齢者は選挙に強い

 

実際、選挙における高齢者の強さはグラフを見れば分かります。

 

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1 高齢化の現状と将来像|平成28年版高齢社会白書(全体版) - 内閣府

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総務省|国政選挙の年代別投票率の推移について

 

上のグラフが年齢区分別の人口で、下のグラフが年代別の投票率です。大雑把に見るだけでも、「高齢者の数が多くて、しかも投票率が高い」ことがハッキリ分かると思います。

しかもこの勢いは弱まるどころか、ますます強まることになりそうです。ほぼ間違いなく。

この傾向ってバランス悪くないですか?だって現役世代とシニア世代では、国や自治体に求めることって大きく違いますよね。

あ、だからと言って「高齢者はけしからん」ってことが言いたいわけではないし、世代間闘争がしたいわけでもありませんよ。

いやそりゃ正直なところ「高齢者ばかり優遇されて」と思うこともしばしばあります。でもいざ自分が高齢者になれば、似たようなモノを求めるに違いありません。まぁ残念なことに自分が高齢者になるころには、日本にそんな余裕はなさそうですが。

 

赤ちゃんにも投票権を与えてみては?

 

そもそも今の選挙制度って、こんなにも平均寿命が伸びたり、こんなにも子供が少なくなることを前提に作られていませんよね。前提どころか頭の片隅にもなかったはずです。まぁコレは何も日本に限ったことではないですし、予想できなくて当然のことなのでしょうがありません。

ということで、こんなにも平均寿命が伸びたり、こんなにも子供が少なくなった今と将来に見合うものに、選挙制度をカスタマイズする必要があると私は思うのです。

そこでタイトルに行き着きます。

投票権を国民全員、つまり0歳児から与えてしまってはいかがでしょうか。

最大の目的は人口の偏りをなるべくなくすことです。今の悪すぎるバランスを少しでも良くするということです。

で、18歳未満の子供の投票権は親が代理で持ちます。そうすれば子育て世代の声が今より大きくなりますよね。子供たちの将来に向けて、もう少し建設的な政治議論ができるようになるのではないでしょうか。

まぁ正直なところ、人口の偏りをなくすことができればなんでも良いくらいに思っているのですよ。そういう意味では、例えば後期高齢者の投票権をなくすなんてモノでも良いような気がします。

でもそんなの現実的に無理でしょう。自分がもし後期高齢者だったら、めっちゃツバ飛ばして反対しますよ。

その点子供に投票権を持たす案って、まだ現実的じゃないですか。だって高齢者の声が強すぎるっていうのは、多くの人が認めるところでしょうし、本音はともかく子育て世代の声が強くなることに対して、皆さん反対しにくいのではないでしょうか。

 

スウェーデンの学者さんも言ってます

 

ちなみにこの主張、素人の私が言ってもただの戯言とされてしまう可能性が大ですが、実際に同じことを言っている学者さんがスウェーデンにいらっしゃいます。

 

blog.goo.ne.jp

次世代にとっても明るく、活力のある社会を作り出していくためには、0歳児から17歳までの国民にも参政権を付与し、政治権力のバランスを若い世代に戻す必要があるという主張は、非常に面白い(正確に言えば、新たな参政権を与えられるのはその親である20代後半から40代の世代だが、次世代である自分の子供のことを考えた票を投じやすいだろう)。確かに、政治の場における意思決定には、例えば財政の借金や、気候変動対策・少子化対策(の怠慢)などのように次世代の社会に大きな帰結をもたらすものも多い。だとすれば、ロースタイン教授の主張する方法がベストかどうかは別として、何らかの形で次世代の声を現在の政治決定に反映できるようなシステムが必要だろう。

 

んーどうなんですかね。子供も選挙権を持つとしたら、家族で政治を話すきっかけにもなるでしょうし、そういう意味でも良さそうな気がしますが。

 

 

  • この記事を書いた人

ヨコアミジロー

東京大学卒。 貧乏ゆすりの研究者。

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