もはや民進党のお家芸とも言われるようになった「ブーメラン発言」。このブーメラン現象はなぜ起きるのだろうか?
その答えは「人の言動ではなく人そのものを判断基準にするから」だと私は思っている。
このように思う理由を書いていきたい。
「人の言動で判断する」とは?
「人の言動で判断する」とはどういうことか?
例えば。あなたがトランプ大統領のことを大嫌いな一人の記者だとする。非人道的発言を始め、あなたはトランプの嫌いな部分が多すぎて、記事だけは飽き足らずSNSなどでもトランプ批判を書き続ける毎日だ。
しかし。先日のアメリカ軍によるシリア空爆、あれは評価に値する。トランプのことは今でも大嫌いだ。しかしあのシリア空爆の決断は絶賛ものだ。評価したい。
これが「人の言動で判断する」ということである。と同時に、一般的に「公平な評価」と言われるのもこのような形であろう。
ちなみにこの記者は、実在の人物である。
NYTのニコラス・クリストフ記者はトランプ政権のシリア攻撃を支持。興味深い構図だ。 / Trump Was Right to Strike Syria (On the Ground)https://t.co/0YFosWWQdU #NewsPicks
— 神保 謙 (Ken JIMBO) (@kenj0126) 2017年4月7日
「人そのもので判断する」とは?
対して「人そのもので判断する」とはどういう意味か。先ほどのトランプ嫌いの記者の例を使ってみる。
日頃トランプを非難しまっくている記者のあなたが、もし「人の言動で判断する」人間ではなく「人そのもので判断する」人間ならば、あなたはこのように思うのではないか。
「トランプのシリア空爆は確かに私の価値基準に合う決断だった。でもあの単細胞のトランプのことだ。人道的判断だと口では言っているが、単なる気まぐれでキレただけだろう。しかし気まぐれで多くの人を殺すなんて最悪の人間だ。こんな行動はもちろん評価などできない。トランプは戦争好きの悪だ」
つまり「トランプという人間がトランプという人間である」という理由によって、彼の空爆の判断は「評価に値しない」となるのである。
そういった意味では、「人そのもので判断する」方々は決してブレることない公平な人間と言えるのかもしれない。
例えば「アベガー」の方々。彼らの多くは安倍総理を人そのもので判断しているように思える。つまり安倍総理が何をやっても「悪」という点で一貫しているし、公平なのである。
(もちろんこの場合の「公平」は皮肉を込めた意味である)
だから「ブーメラン発言」は必然的に起きる
こうしてブーメラン発言は「必然的」に起きるのだ。
なぜなら「人そのもので判断する」彼らは、「人の言動で判断していない」のだから。たとえ自分が、普段「悪だ」と非難している人間と同じ言動をしてしまったとしても、彼らの気持ちの針が自己批判や自己反省の方向にふれることは恐らくない。
最後に
タイトルに民進党を使ってしまったので、最後に言い訳を。
政治家やタレントなどの場合は、わざと「人そのもので判断する」人も少なくなさそうに感じている。
つまりわざとそうすることによって、本気で「人そのもので判断する」人たちからの支持を得ようという考えである。