twitterを見ていたら、↓のつぶやきがバズっていました。
重たいブランケットが「自閉症」や「不安障害」のひとへ安心感をもたらすというのが欧米では、そこそこ一般的らしく「皮膚感圧系」を刺激することが、自閉症や重度の知的障害の人など大半に効果があることを実証したとの結果も。https://t.co/WY2WszLqSb
— ぷり子@読書中 (@puriko_adhd) October 14, 2018
↑の重い毛布の話って、確かに自閉症関連のサイトでよく見かけるんですよね。
例えば↓とか。
例えば、重いベスト(例→Fun and Function's Pink Weighted Vest [並行輸入品] お高いので手作りしてる友人も多いです)や重いブランケットなんかはアメリカでは学校にも常備されていますし、
量肩からぐっと体を抑え込む感じで押してさげ、「自分の体が今ここにあるんだよ」という感覚を助けてあげれば、体の中から落ち着きを取り戻せるんですよね。
↑のサイトにも書いてあるように、自閉症の方が不安感を抱く大きな原因の1つに、深部感覚(固有覚)の鈍麻が挙げられます。
あ、鈍麻というのは「感覚がにぶくなる」という意味ですね。
なぜ不安感に、深部感覚という聞き慣れない感覚が関係してくるのか。
それは深部感覚(固有受容覚)には、情緒を安定させる働きがあるからです↓
例えば緊張している時に貧乏ゆすりをしたり、イライラしている時に奥歯を強く噛んで口に力を入れたりしたことはありませんか?
このように固有受容覚を感じることで情緒を安定させるはたらきがあります。
重い毛布に効果がある理由
ところで↑のツイートのリプ欄とかを見ても分かるとおり、重い毛布は自閉症の方だけではなく、いわゆる健常者にも効果があるようです。
でもこれって、何の不思議もないんですよ。
なぜなら深部感覚は、情緒を安定させるという大事な役割を持っているにも関わらず、視覚や聴覚などとは違って「意識しにくい感覚」だからです。
だから自閉症ではない方にとっても、深部感覚を鍛えるのは効果があったりするわけです。
実際私はかれこれ10年以上深部感覚のトレーニングをしているのですが、びっくりするくらい不安感が減りました。
ヨガ?瞑想?私のオススメはこれです
ではどうやって深部感覚を鍛えるのか?
よく知られているのは、ヨガや瞑想やマインドフルネスなどでしょうか。
ただ私のオススメは別にあって、それはヴァイブレーションというやつです。
少なくとも私にとっては、これがダントツに効果がありましたね。
ヴァイブレーションって何?という話ですが、ヴァイブレーションとは全身をとにかく細かくふるえさせる動きのことです。
貧乏ゆすりをご存知ですよね。あれの全身版といったところでしょうか。
瞑想にはボディスキャンというメジャーな方法があるのですが、ヴァイブレーションはボディスキャンの振動バージョンと言ってもいいかもしれません。
先ほども書いたとおり、ヴァイブレーションでは身体をとにかく震わせていきます。微細に微細に。
そうすると、深部感覚の鈍いところが簡単に分かるようになります。
だって鈍いところはピクリとも震えませんから。
人によって違うでしょうが、例えば足の指とかでしょうか。あと丹田とかも鈍い場所ですよね。
震えるどころか、意識すらできない人も多くいると思います。
まあとにかく、そんなピクリとも震えないところも含めて丁寧に練習していくと、そのうちなんとなくでもできるようになってきます
(もちろんコツはあるのですが、その話はまた後日させてください)。
そしてヴァイブレーションをやればやるほど、身体の感覚が如実に変わってきます。
あえて毛布で例えるなら、毛布の枚数が増えてそのつど安心感も増していくような感じでしょうか。
オススメです。興味のある方はぜひ一度やってみてください。