いきなりですが質問です。
「あなたはどうやって、自分が幽霊か幽霊じゃないかを確認しますか?」
自分で自分のことが見えていたら、自分が幽霊じゃないと思うでしょうか?
あるいは自分で自分の声が聞こえていたら、自分は幽霊じゃないと感じるでしょうか?
幽霊とはちょっと違いますが、あなたが今夢の中にいるのか現実にいるのか確認したいとき、あなたはどうしますか。
めっちゃメジャーな方法がありますよね、子供でも知っているような……そう、「ほっぺたをつねる」です。
深部感覚の「今、ここ」
このほっぺたをつねったときに感じるのが、体性感覚というやつです。
体性感覚って、触覚とか私がよくこのブログで書く深部感覚(固有覚)とかの総称ですね
(もっと具体的に知りたい方は、ググってみてください)。
つまり「自分が夢の中にいるのか現実にいるのか」「自分が生きているのか死んでいるのか」は体性感覚しだいみたいなところがあるということです。
実際、過去記事(↓)でも触れたとおり深部感覚には「今、ここ」を実感する働きがあるとのこと。
あとこれはうる覚えで恐縮ですが、深部感覚(固有覚)を失った人が「生きている感覚がしない」と話しているのを以前どこかで見た記憶があります
(おそらくは「妻を帽子とまちがえた男」↓だと思うのですが、間違っていたらごめんなさい)。
体性感覚で生きている感が増すんとちゃうん?
さて人は自分が生きているかどうかを確認するとき、視覚でも聴覚でもなく体性感覚に頼りがちという話をしてきました。
ということはですよ。
これ裏を返すと「体性感覚をもっと豊かにすれば、生きている感が増すんとちゃうん?」となったりしませんか(裏を返すと言いながら、裏返せてませんねw)。
はい、そうなんです。
実際体性感覚を鍛えると、生きている充実感が増したりします。
この辺のことは過去記事で書いたので、興味ある方はぜひご一読ください↓
あ、ちなみに、夢の中でほっぺをつねっても痛みを感じることがあるようです。
でも実際よりは全然痛くないとのこと。